看護局 NURSING
看護局理念
私たちは患者さまに最善の看護ケアを提供します
看護方針
- 私たちは患者さまの安全、安楽を第一に考え看護を実践します。
- 私たちは患者さまに快適な医療環境を整えます。
- 私たちは患者さまの意思を尊重するとともに、正しい情報を提供します。
- 私たちは自己研鑽に努め、看護の質の向上に努めます。
- 私たちは地域医療の充実と地域住民の健康のために協力します。
看護局からのメッセージ
看護局長 認定看護管理者 喜来 浩美
地域の中核的な急性期病院機能を持つ、地域医療支援病院としての役割を担う徳島県鳴門病院の看護局として、どのように地域に貢献すればよいか日々考えております。看護局の理念である「患者様に最善の看護ケアを提供します」をモットーに、患者様がその人らしく生活できるよう、看護師一人一人が専門職業人として常に最善を尽くすことを目指し、今後の看護を担っていく人材を育て、感謝の意をもって地域にお返しすることが重要なことであると思っています。
従来の病院完結型から療養の場の移動が伴う地域完結型へと、サービス提供体制が大きく方向転換していく中で、病気と共に生活する人を地域の中で支えるためには、医療・介護・福祉が連携し、患者さんと共に考え、意思を大事にしながら支えることが大切となります。当院においても、外来、入院治療、退院支援、在宅療養までの一貫した総合的なサービスを心掛け、地域の医療機関との連携を推進していくためにも、患者サポートセンターの更なる充実を図っていきたいと考えています。
地域住民の皆様に良質な医療が提供でき、安心して療養生活を過ごして頂けるよう看護の専門性を発揮し、質の高い信頼される看護を推進できるよう努力してまいります。そして、患者様がその人らしく生活できるように支え、また病院で働く職員も自分らしく生き生きと働き続けられることができるような環境づくりに努めていきたいと考えております。
今後も皆様からのご指導とご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
看護局の概要
看護職員数 | 看護師・助産師・保健師 306名(うち健康管理センター 7名) 歯科衛生士 1名、視能訓練士 1名、看護補助者 28名 |
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専門資格等 | 認定看護師 7名
認定看護管理者 1名 認定看護管理者教育課程 ファーストレベル修了 44名 日本糖尿病療養指導士 3名 徳島県糖尿病療養指導士 6名 呼吸療法認定士 11名 消化器内視鏡技師 4名 透析技術認定士 1名 エキスパート助産師 1名 アドバンス助産師 1名 医療安全管理者 15名 |
看護配置 | 7対1 |
看護提供体制 | 固定チームナーシング等 |
勤務体制 | 3交替制 |
令和5年4月1日現在
教育理念
病院理念、看護局理念に基づいた、質の高い看護ケアを安全に実践できる自立した看護師を育成する。
教育目標
- 根拠に基づいた看護ケアを安全に実践できる看護師を育成する
- 専門的知識と技術を統合し、臨床判断力に優れた看護師を育成する
- 豊かな感性と看護者としての倫理観に基づいた行動がとれる看護師を育成する
- コミュニケーション能力を高め、患者・家族・医療チーム内の人間関係を築き、調整を図ることができる看護師を育成する
- 専門職として自己研鑽できる看護師を育成する
認定看護師紹介
がん化学療法看護認定看護師
喜来 浩美、林 江里佳
がん化学療法看護認定看護師は、がん化学療法に関する最新の知識と技術を用いて多様な患者さんや家族のニーズに対応し、患者さんのQOLの維持・向上を図ると共に、がん化学療法に対する看護の質向上に貢献することを役割としています。
私たちは、抗がん剤の管理、投与中のモニタリングと対応、抗がん剤による副作用の症状マネジメント、治療中の生活相談など、がん化学療法を受ける患者さんや家族の方を対象に、直接的ケアを提供することで、安全に安心して治療を受けていただけるような看護を行っています。また看護師に対しては、がん化学療法看護に関する相談や、研修などの教育支援なども行っています。
感染管理認定看護師
富﨑 純子
感染防止対策を強化するために、平成26年4月に感染管理室が設置されました。専従の感染管理認定看護師が常駐しています。感染の危険から皆さん(患者さん、ご家族の方はもちろんですが、職員を含めて病院に出入りするすべての方)を守るために活動しています。関わるすべての方が正しい感染予防行動をとることが重要となります。皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
主な活動
- 院内ラウンド
- サーベイランス
- 感染対策マニュアルの作成・改訂
- コンサルテーション(相談)
- 感染対策研修
- 職業感染防止対策の推進
- アウトブレイク(集団発生)の防止、発生時の対応
その他
- 地域の医療施設と連携して感染防止対策に関するカンファレンスを開催(連携に関するご相談は、感染管理室へご連絡ください)
- 相互に施設訪問を行い感染防止対策に関する評価
糖尿病看護認定看護師
廣田 美香、中野 真希
糖尿病看護認定看護師は、糖尿病と共に生活を送る患者さんや家族の方の心理的・身体的・社会的な問題を把握し、病状の悪化や合併症を起こすことなく日常生活を送っていただけるよう、包括的に支援していく役割、また院内での糖尿病看護の向上を目的とし、看護師の教育を行っていく役割があります。具体的には、患者さんの生活を薬物だけでなく食事、活動、生活の変化を踏まえ、心理状態などを考慮しながら、血糖値の管理を患者さんと共に考え、患者さんが行えるように支援します。また合併症の一つである足病変を予防できるようフットケア外来も行っています。看護師に対しては糖尿病患者支援についての相談や、研修などを行っています。今後は、糖尿病と診断されていない方にも、どのようにすれば、糖尿病を予防できるかといった、知識や方法を広める活動を行っていきたいと考えています。
集中ケア認定看護師
石川 龍一
集中ケア認定看護師は、身体情報や検査データを基に患者さんの病態変化を予測して重篤化を予防すること、廃用症候群などの二次的合併症の予防および回復のための早期リハビリテーションを実施することを役割としています。集中ケア認定看護師は、身体情報や検査データを基に患者さんの病態変化を予測して重篤化を予防すること、廃用症候群などの二次的合併症の予防および回復のための早期リハビリテーションを実施することを役割としています。
ICUという環境は、辛い病状に加えて、容体が変わっても対応出来るように壁の少ない開放的な作りであるため常に音や光に溢れています。入室したときから退院を見据えて療養上の世話をさせていただくことで、患者さんの『いたみ』を出来るだけ減らし、ICUに入室することによる副作用の予防に努め、病状の変化にいち早く気付けるよう専門的な知識を用いて継続的な看護を行います。