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脊椎脊髄センター CENTER FOR SPINE AND SPINAL CORD

脊椎脊髄外科

特徴

脊椎疾患に対する主な手術としては頚椎椎弓形成術、頚椎椎間孔拡大術、腰椎椎弓切除術、脊椎固定術などがあり、それらすべての術式は当院で対応可能です。
なかでも腰椎椎間板ヘルニアに対して、内視鏡による低侵襲手術を行っています。
全身麻酔で行う内視鏡下椎間板ヘルニア切除術(MED)と、さらに侵襲の小さい局所麻酔で行う経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア切除術(PED)を行っています。
椎間板性腰痛症に対して、PEDを応用したラジオ波を用いて線維輪を焼却するthermal annuloplastyも可能ですが、椎間板性腰痛症は診断が非常に重要であり、専門医による診察が必要です。
また高齢者の圧迫骨折後偽関節に対する経皮的バルーン椎体形成術(BKP)による低侵襲手術も行っています。

主な対象疾患

代表的脊椎手術

経皮的内視鏡下椎間板切除術(PED)

手術は局所麻酔で、背部の正中から8~10cm外側に8mmの皮切で行います。MEDよりもさらに侵襲が小さい術式であり、現在行われている腰椎椎間板ヘルニア摘出手術において最小侵襲の手術です。手術は8mmの筒を椎間板内に挿入して、内視鏡で見ながら小さな鉗子やドリルを用いて経皮的にヘルニアを摘出します。

後療法は腰部固定帯を装着して術後2時間より歩行可能です。翌日にドレーンを抜去して、希望があれば術後2日目に退院可能です。職場復帰は、デスクワークであれば退院後より許可しており、術後4-5日で職場復帰している場合が多く、重労働やスポーツ復帰は約6~8週間後になります。

内視鏡下椎間板切除術(MED)

手術は全身麻酔で、2cmの皮切で行い、18mmの筒に内視鏡のカメラを設置してカメラで鏡視しながら、ヘルニアを摘出します。手術翌日から立位歩行可能で、経過がよければ術後7~10日前後で退院可能です。

MED、PEDどちらも術前検査、ヘルニアのレベル、脱出部位により適応を決めており、すべての症例に対応できるわけではありません。

経皮的バルーン椎体形成術(BKP)

高齢者は骨粗鬆症となるため、転倒や軽微な外傷により脊椎圧迫骨折を生じることあります。通常は約3ヶ月程度のコルセット使用による保存治療で骨癒合が得られて症状は軽快します。しかし、なかには骨がくっつかないままの偽関節という状態になり、体動時の強い痛みが残存してしまう場合があります。このような場合には低侵襲な経皮的椎体形成術の適応になります。全身麻酔で1cmの皮切2ヵ所で行います。経皮的に折れた背骨にバルーンという器具を挿入して、人工の骨セメントを注入することで、骨折した骨を安定化させます。セメントは20~30分で固まるので翌日から歩行可能です。しかし骨折のタイプや、神経症状の有無など、すべての骨折に適応できるわけでないので、担当医に相談してください。

診療実績

2018年 2019年 2020年
脊椎手術件数 258件 473件 446件
 胸椎、腰椎後方除圧術 117件 193件 164件
 脊椎固定術 60件 156件 121件
 内視鏡下椎間板ヘルニア切除 43件 31件 15件
 頚椎椎弓形成術、椎弓切除術 35件 70件 89件
 ORIF 2件 8件 8件
 その他 1件 15件 49件

 

医療局次長 整形外科主任部長 脊椎脊髄センター長 千川 隆志

資格等 日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本脊椎脊髄学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医(2種・後方手技)
日本体育協会公認スポーツドクター認定
中部日本整形外科学会評議員
最小侵襲脊椎治療学会評議員
所属学会 日本整形外科学会
日本脊椎脊髄病学会
中部日本整形外科災害外科学会
最小侵襲脊椎治療学会(MIST学会)
メッセージ 1999年10月から18年間徳島市民病院で勤務後、2017年10月から1年間徳島大学で脊椎関節機能再建外科学特任准教授として主に脊椎外科を研鑽してきました。
そして今回2018年10月より徳島県鳴門病院に赴任し、脊椎脊髄センターを設立しました。今後私は、徳島県内の脊椎疾患を扱う中核になり、県外からも患者さんを呼べるような医療を提供できるように努力していこうと考えております。皆さまのご協力宜しくお願いいたします。

整形外科副部長 眞鍋 裕昭

資格等 日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本体育協会スポーツドクター
所属学会 日本整形外科学会
日本脊椎脊髄病学会
日本低侵襲脊椎外科学会
日本腰痛学会
メッセージ 一生懸命頑張ります。