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呼吸器リハビリテーション RESPIRATORY
対象者
呼吸器リハビリテーションの対象者
急性発症した呼吸器疾患の患者 |
肺炎、無気肺など |
呼吸器疾患またはその手術後の患者 |
胸部外傷、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、癌の手術など |
慢性に経過する呼吸器疾患により、一定程度以上の重症の呼吸困難や日常生活能力の低下を来たしている患者 |
人工呼吸管理下の患者、Medical Research Council Scale で2以上、慢性閉塞性肺疾患で日本呼吸器学会重症度分類のII以上 |
当院における呼吸器リハビリテーションの取り組みについて
1. 急性期の呼吸リハビリテーション (ウィーニング,NPPV 導入)
- 呼吸不全急性増悪時の NPPV 導入や気管内挿管・人工呼吸管理下からの離脱時にスムースな移行につながるよう介助します。
- 呼吸介助・呼吸法指導により呼吸困難感を軽減・呼吸パターンを改善させます。
- リラクセーションを実施して、呼吸仕事量を軽減させます。
- 早期離床を目指し、NPPV 装着下から全身運動を開始しています。
2.外科領域における開胸・開腹術(癌切除)の術前・術後の呼吸リハビリテーション
- キャンサーボードに参加しており、術前の患者さまの状態を確認します。
- 術後は、患者さまの状態に合わせて早期離床を目指したリハビリを行います。
- 呼吸練習・喀痰排出の訓練も合わせて行います。
3.呼吸器疾患の急性増悪時の呼吸リハビリテーション
- 排痰訓練をして、喀痰や気道内分泌物を除去することで換気を改善させます。
- 呼吸介助・リラクセーション・呼吸法指導を行います。
- 呼吸パターンを改善させて、呼吸仕事量を減少させます。
- 早期離床を目指し、状態に合わせて座位・立位・歩行練習へと進めていきます。
4.HOT(在宅酸素療法)の導入教育
- 患者様・ご家族の方に酸素療法について知識習得のために,ビデオ学習を行います。
- 酸素流量などを決定するために、6 分間歩行テスト (6 分間歩いた時の症状を調べます)、
動作時の SpO2・呼吸困難感などについて検査を行います。
リハビリテーション紹介