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一般検査 GENERAL

皆さま、一度や二度、尿検査を受けたことはありませんか?

一般検査では、主に尿・便という材料(検体)を調べています。
特に、尿は体の状態を広く反映し、かつ痛みを伴わずに採取でき、繰り返し何度も行えるという利点を備えています。
日常検査で重要とされ、スクリーニング検査として役立っているのです。でも、それだけでなく、精液などの特殊な材料でも検査をしています。

測定機器紹介

全自動尿分析装置

  • 処理能力
    最大225検体/1時間
  • 試験紙法を用いて、尿定性10項目(PH、蛋白、糖、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲン、潜血反応、亜硝酸塩、白血球)と比重に加え、色調判定・濁度測定・異常発色検知の3機能により、総合的な判断ができます

全自動尿中有形成分分析装置

  • 処理能力
    最大約100検体/1時間
  • 血球、白血球、上皮細胞、円柱、細菌を定量項目として、赤色半導体レーザを使用したフローサイトメトリ法によって測定します。
    また、結晶や酵母様真菌などが尿中にみられたときは情報として表示されます。

便潜血分析装置

  • 処理能力
    最大250検体/1時間
  • 金コロイド比色法により、検体抽出液(便からの)のヒトヘモグロビン濃度を測定します。

この検査でわかること

尿定性検査

定性検査では、主に先ほど紹介した機器で測定しています。
潜血反応陽性で、かつ蛋白が多く出ていれば、腎・尿路,泌尿器系からの出血などを疑ったり、白血球が著しく増えているときには、細菌感染が疑われたりなど、体の状態によって尿の成分が変化するのを調べる検査です。
一般的な定性検査のほかにも、受精・着床後に分泌されるゴナドトロピンなどが、尿中にでているかどうか調べたりします。

尿沈さ検査

目視 鏡検中

尿中の有形成分を先ほど紹介した機器で測定するほかに、実際顕微鏡を使い、人の目で観察したりします。これらの成分を質的・量的に観察することで、腎・尿路系疾患の病態、ときに全身性の系統的疾患の補助診断などに役立てます。

糞便検査

便に血液が混入しているかどうかを調べる潜血反応、寄生虫の卵を調べる虫卵検査があります。便に含まれる血液を検出することにより、消化管などの出血の有無がわかります。

精液検査

精液では、量・PH・精子数・運動率・奇形率を調べることにより、精液中の精子の能力がわかります。

スタッフからひと言

迅速かつ正確にデータを提供できるよう、日々心掛けています。

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