患者サポートセンター・医療社会福祉課 MEDICAL WELFARE
医療社会福祉課の特色
当院の医療社会福祉課は、平成14年8月に徳島県内の公立病院でいち早く社会福祉士を配置した部署であります。生活者である患者さまやご家族が、発病を契機に生じるさまざまな生活上の問題を社会福祉の専門知識をもった医療ソーシャルワーカーが相談面接援助を通し、解決への構築をお手伝いさせていただいております。治療に集中できるよう、社会復帰がスムーズに進むよう、社会福祉の視点および立場から、相談面接援助や制度、サービスなどの社会資源を駆使し、地域のさまざまな機関と連携しながら、患者・ご家族さまの療養生活のご支援をさせていただいている部署です。お子さまから、働き盛りの方、高齢者、障害者、難病、がん、交通事故、労災事故などさまざまなライフステージにある患者さまの生活問題に対応できるよう、日々研修を重ねている社会福祉士の有資格者5名が所属しております。困った時にはどうぞご相談に来てください。
医療ソーシャルワーカーとは?
保健医療機関において、社会福祉の立場から患者さまやその家族の方々の抱える経済的・心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行うソーシャルワーカーのことを言います。メディカルソーシャルワーカーの略で、MSWとも言われます。
具体的には、
- 療養中の心理的・社会問題の解決、調整援助
- 退院援助
- 受診・受療援助
- 経済的問題の解決、調整援助
- 地域活動
を行っています。【医療ソーシャルワーカー業務指針より】
相談項目
医療費のお悩み
- 毎月の医療費の自己負担が高額になって困っている。
- 年金が少ないので、医療費の支払いが不安。
- 難病と診断され、これからの医療費のことが心配。
- C型肝炎でインターフェロン注射を打つことになった。
- 仕事中に怪我をしてしまった。
- 母子家庭で入院すると医療費の支払いが心配。
- 仕事を失い、収入もないので支払いができない。 等
生活費やその他の経済的なお悩み
- 入院で仕事ができなくなり、収入が減少した。
- 病状が安定せず、仕事を退職することになった。
- 身体に障害が残り、働けなくなった。
- 仕事中の怪我で、今は働けない。
- 仕事がなく、収入もない。
- 多重債務を抱え、病院の支払いや生活費に困っている。
- 最近、物忘れが目立ち、金銭管理ができなくなってきた。 等
退院や社会復帰に関するお悩み
- 自宅に帰りたいけど、一人暮らしで、生活に不安がある。
- 買い物や掃除などのお手伝いが必要。
- 夫を介護したいけど、一人で介護していくには不安。
- 昼間は、介護が必要な母親一人だけになってしまう。
- 寝たきりで、外来通院が難しい。
- 定期的に先生や看護師さんに、自宅に来て診察やアドバイスがほしい。
- ベッドや車いすの用意が必要。
- 仕事復帰をしたいが、自信がない。
- 復学を考えているが、学校の協力が必要。 等
転院や施設への入所に関するお悩み
- リハビリテーションが受けられる医療機関を探している。
- 気管切開や吸引が必要だが、対応してくださる医療機関の情報が知りたい。
- 介護施設にはどのような施設があるか知りたい。
- 有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅について教えてほしい。
- ケアハウスやグループホームについて教えてほしい。
- 介護や認知症の程度に応じた施設の情報がほしい。 等
その他のお悩み
- がんと診断され、頭が真っ白…。ゆっくり話を聞いてもらいたい。
- 患者会について情報が知りたい。
- 家族関係に悩んでいる。
- 医療スタッフに対して、苦情がある。
- 同室者と折り合いがあわない。
- 母子家庭で、私が入院すると子供のことが心配。
- 家族に虐待(DV)を受けた。
- 難しい手続きで、自分たちではやりとげる自信がない。
- グリーフケア(大切な家族が亡くなった。話を聞いてもらいたい)。
- 成年後見人制度、遺言書のこと、身寄りのない方のサポート方法 等
このような、不安や悩みを抱える患者さまやご家族を、病院の相談員として、“医療ソーシャルワーカー”が福祉の専門知識や技術などを用いてより良い解決の糸口を皆さんと一緒に見出していくのが医療福祉相談室です。お悩みの解決には、院内スタッフや地域の行政機関、医療機関、ケアマネージャーなど、さまざまな機関と人と連携し、解決にあたっています。
相談の費用は?
相談料は無料です。相談にお金をとるということは、逆に、相談したいお気持ちを抑制してしまいます。患者サポートセンター(医療社会福祉課)の目的は、患者さまやご家族が発病を契機に生まれるさまざまな生活上の不安を早く解決していただき、“治療の専念”や“自分らしい生活”を送っていただくことにあります。“経済基盤に関係なく、だれもが自由に相談できる環境を!!”をモットーに、相談は無料とさせていただいています。(ただし、退院援助の一部は診療報酬として算定しています)
相談室の環境
- 執務室
- 受付カウンター
- 個別相談室 3部屋
- カンファレンスルーム 1部屋
相談室の場所
病院1階、正面玄関を入った右側、入院受付カウンターの隣りにあります。
相談受付時間
月曜、火曜、水曜、木曜、金曜の8:30~17:15
(※祝日、年末年始はお休みです)
相談方法
- 院内スタッフに声をかけていただき、相談予約をお取りください。
- 直接、医療福祉相談室にお越しいただく場合、お待ちいただくこともございます。
- 電話相談、電話予約は、088-683-0011(内線1108)まで。
スタッフ紹介
郡 章人 医療ソーシャルワーカー 課長
資格 | 社会福祉士 認定医療ソーシャルワーカー 認定社会福祉士(医療分野) 精神保健福祉士 救急認定ソーシャルワーカー 介護支援専門員 医療メディエーター 入院時重症患者対応メディエーター がん専門相談員(3) など |
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井村 洋平 医療ソーシャルワーカー 課長補佐
資格 | 社会福祉士 介護支援専門員 救急認定ソーシャルワーカー がん専門相談員(2) |
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服部 百恵 医療ソーシャルワーカー 主任
資格 | 社会福祉士 認定医療ソーシャルワーカー 精神保健福祉士 介護支援専門員 がん専門相談員(2) |
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髙橋 優花 医療ソーシャルワーカー 係員
資格 | 社会福祉士 介護福祉士 |
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