リニアック LINAC
最新放射線治療装置、米国VARIAN製 Vital Beamです。
3月設置から調整が終わり、7月下旬より放射線治療を開始しています。
3種類のX線と、5種類の電子線を使い分けて全身の治療が可能となりました。
これまで徳島大学病院等へ紹介していた症例の患者さんも、大半の治療が当院で行えるようになりました。
照射部位がミリ単位で調整可能となり、ピンポイントでの治療が行えます。
加えて治療器本体でCT撮影が可能となり、治療計画時のCT画像とマッチング(重ね合わせ)できる位置照合システムを用いて高精度の治療を行っております。
また、短時間での治療が可能となったことにより、肺の症例では呼吸停止中での治療も行っています。
当院の放射線治療は以下の治療に適応できます。
(1)限局した癌に照射を行い、根治を目指します。(根治治療)
(2)癌の骨転移、腫瘍の出血など疼痛や苦痛の緩和目的に行います。(緩和治療)
(3)乳癌温存による術後再発の予防を行います。(予防照射)
当院放射線治療の流れ
・放射線治療専門医診察
治療内容、副作用などの説明
・CT撮影
治療する癌の位置の確認
・治療計画の作成
CT画像を用いてX線または電子線のエネルギー、方向など治療計画を行います
・実際の治療
治療計画に基づいて、実際に放射線の照射を行います。
治療計画用CT画像
外部機関による放射線治療評価
治療用照射装置出力線量の
第三者機関による測定実施証明書