組織図

看護局長室

患者さんの健康と幸せを守る

私たち看護局は、多職種と連携を取り、チームワークを重視し、患者さん中心の医療やケアを推進しています。看護師としてのスキルはもちろんのこと、人柄や思いやりも重要であると考えています。また、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、温かい医療サービスを提供できるように日々努力しています。充実した教育プログラムの中で、医療現場や専門分野で経験を積み、将来どんな看護師になりたいかキャリア支援と自身の看護観を築き成長できる環境作りを目指しています。

3階東病棟

思いやる心のこもった看護の実践

3階東病棟は、外科、脳外科、泌尿器科を主科とする44床の病棟です。令和6年度からは脳外科の血管内治療が開始されました。入退院が多く煩雑な病棟ではありますが、病棟の雰囲気は明るく活気があり、お互いに協力連携し合いチームワークがとても良く働きやすい病棟です。特に脳外科の患者さんは、急性期の治療を終え、リハビリ目的で転院することも多く、患者さんや家族の意向に沿えるよう入院早期に医療ソーシャルワーカーとカンファレンスを実施し、退院支援を行っています。入院生活においては、スタッフ一人一人が、患者さん個々に合わせた援助を心掛け、ADLの維持・向上を目指した看護を提供しています。

4階東病棟

お母さんと赤ちゃんのためあたたかいケアを実施!!

4東病棟は、産婦人科を主体とした混合病棟です。患者さまのニーズに合わせた看護を提供し、安心して入院生活を送ることができるよう努めています。また、退院後の生活を見据えた支援を行うために、多職種と定期的にカンファレンスを行っています。2012年より無痛(和痛)分娩を開始し、安全で質の高いお産が提供できる体制を整えています。また2024年4月より地域と連携し、産後ケア(デイケア)を開始しています。産後間もないお母さんと赤ちゃんに対して、心身のケアや育児のサポートを行い、安心して子育てができるように支援しています。妊娠~分娩~子育て期と切れ目のない支援の一端を担えるよう努めています。

4階西病棟

患者・家族に寄り添い、笑顔で看護に努めます

4西病棟は、血液疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、内分泌疾患など様々な内科的疾患の患者さんが入院しています。私たち看護師は、身体的機能、認知機能が低下した高齢患者の看護ケアを行いながら、急性期医療を提供しています。また、急性期や終末期の患者も多く、幅広い知識・技術の習得と、看護の質の向上に日々努めています。また、多職種連携し、チーム医療にコンサルしながら、患者さんの尊厳と意思決定支援に努めています。忙しさの中でも、患者さんの安全を第一に考え、看護する充実感や仕事に対しての達成感や楽しさを感じることができるような病棟を目指しています。

5階東病棟

早期に日常生活の復帰をケアを!!

5階東病棟は整形外科単科であり、脊椎・脊髄センター、手の外科センターが併設されており、高度専門的な手術を行っていることから、県内外からドクターヘリにより受け入れを行っています。突然の怪我や事故による搬送も多く、患者様に寄り添った精神的ケア、専門的な治療に対する看護ができるように知識の向上に努めています。入退院・手術件数も多く、忙しい病棟ではありますが、リハビリスタッフ、医師、ソーシャルワーカーとの連携もよく、多職種カンファレンスも行っており、活気ある充実した明るい病棟です。せん妄や認知症の患者様も多いですが、患者様に合わせた援助、看護ができるよう、また入院生活が快適で、患者様、ご家族の意向を踏まえた治療・療養が選択できるように多職種と連携をしながら、患者様個々に合わせた看護を提供するよう努力しています。

5階西病棟

笑顔あふれる思いあふれる病棟

5階西病棟は、循環器内科・呼吸器内科・小児科の患者さんが入院している混合病棟です。心筋梗塞や心不全、慢性閉塞性肺疾患の患者さんにおいては、入院中より退院後の生活を見据えた生活習慣を見直すことができるよう、多職種と連携しながら治療や看護を提供しています。また、小児科においては、県北部で入院機能をもつ中核病院として、入院が必要な患児がいつでも受け入れできるようベッドコントロールを行い、患児にとって辛いことの多い入院生活を少しでも軽減できるよう援助しています。呼吸器感染症や消化器感染症の患児が多く短期の入院ですが、患児だけでなく付き添いしているご家族への精神的ケアも考慮しながら日々看護を行っています。

地域包括ケア病棟

多職種と連携して、在宅復帰の支援!!

6東病棟は、令和6年2月より新しく開設された地域包括ケア病棟です。急性期治療を終え、症状が落ち着いた患者さんに対して、在宅復帰に向けたリハビリテーションを行っています。急性期治療が終了し、在宅または介護施設への復帰を願う患者さんの希望に添えるよう、多職種との連携を行い退院後の在宅の生活環境を整え、安心して退院できるよう、患者さん1人1人に寄り添った看護を心がけています。感染対策を行いながら月2回レクリエ-ションを行い、季節を実感してもらえるような作品づくりを行ったり、パズルゲームをしたり、入院生活の中で刺激になるように計画しております。また、集団リハビリも実施しており、病棟全体で交流も含め快適な療養環境づくりを行っています。

中央手術センター

周術期看護の質向上を

中央手術センターは、脊椎・手の外科手術(マイクロサージャリー)を特色として、その他様々な手術や緊急手術に対応しています。学術的研鑽と技術習得を図り、モチベーションを高め、安全で円滑に手術が遂行されるよう努めると共に、術前術後訪問を積極的に行い、患者さんの手術に対する不安やニーズに寄り添った看護の提供を行っています。特定行為看護師等有資格者による周術期麻酔管理、術後疼痛管理チームの導入に向けて、更なる多職種連携の強化を図り、周術期看護の質向上を目指していきたいと考えています。

HCU

チーム一丸となり、急性期の医療を支えます!!

HCU(高度治療室)は全6床、4:1看護配置で看護提供しています。診療科に関わらず、重症化リスクのある急性期の患者さんを支え、患者さんの早期回復を目標に、24時間体制で専門的知識や資格を持ったスタッフが、チームで連携し支援しています。看護師は、幅広い疾患の知識と検査データー、フィジカルアセスメントによる情報から、変化しやすい患者さんの全身状態を注意深く看護しなければなりません。これらの知識・技術の習得に向けて、勉強会を企画し、能力の向上に日々努めています。またスタッフ間の協力体制が築けており、相互に補完し合うことができ、患者さんの重症度は高いですが、看護の魅力を感じることができ働きがいのある部署です。

透析室

患者さんの立場に立った安心・安全な医療

透析室は病床32床で透析を行っています。血液透析導入から維持透析までの患者さんや周術期、緊急入院に伴う血液透析にも対応しています。定期検査のほか、フットチェック・ケア、食事指導、シャント管理など、今後予想される種々の合併症に対して継続的なサポートをしています。血液透析は週3回、生涯にわたり続けていく必要があります。透析患者様一人ひとりのライフタイルや価値観、既往歴に合わせた指導ができるよう医師、臨床工学技士、看護師が一丸となり取り組んでいます。

救急・総合診療科、内視鏡センター

断らない救急!!の実践

救急・総合診療科では、「断らない救急」を目標に、県北部をはじめ香川県東部や兵庫県南淡路地域の医療圏より、年間約3000件の救急搬送を受け入れています。令和7年にはヘリポートも整備され、さらに救急患者さんの受入れや搬送が速やかになるとともに、自衛隊大型ヘリの離発着可能となり、災害医療も充実されます。患者さんの背景の把握やACPについて、患者さんやご家族の意向を早急に確認、他の医療従事者と連携し、患者さんやご家族の意向を踏まえた治療や看護が安心安全に提供できるよう努めています。また総合内視鏡センターと連携し、緊急時の内視鏡治療も担い、速やかな治療を提供できるよう努めています。

外来

やる気・やりがい・躍動

当院の外来は内科・循環器内科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・皮膚科・形成外科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・放射線科・麻酔科・救急総合診療科と15の診療科があり、1日約400人の外来患者さんにご利用いただいています。各診療科スタッフは病院の玄関口「顔」としての自覚を持って患者さんや家族に接しています。また、地域の病院からの紹介患者さんのスムーズな受け入れができるよう医師・看護師・コメディカルが連携をとり、親切で安心・安全な外来診療となるように日々努めています。また働く側の看護スタッフが各々の生活に合わせた働き方をしているのも外来の特徴です。これからも患者さんの生活の質を向上させ、ライフスタイルに合わせた外来診療が提供できるようスタッフ一同心がけていきたいと思います。

患者サポートセンター

入院~退院まで全力サポート

当院では、入院治療をするにあたり、安全で安心できる医療提供ができるよう、入院サポートの各機能を集約した「患者サポートセンター」を設置しています。実際に入院決定した患者さんの、入院案内・検査説明・病歴や基本情報の確認、各種指導を行うとともに、入院前・入院中・退院後に何らかの不安や生活での課題がある場合は、ソーシャルワーカーや地域のケアマネジャーと連携し、安心して入院生活が開始できるようサポートします。また、患者さんが、在宅や次の生活の場に安心して移行できるよう、地域の医療・介護福祉の担当者と協同し、退院支援を行い、患者さん・家族が住み慣れた環境で安心して療養生活が送れるようお手伝いさせていただきます。

がん化学療法室

共に考えます 副作用対策

がん化学療法看護認定看護師は、がん化学療法に関する最新の知識と技術を用いて多様な患者さんや家族のニーズに対応し、患者さんのQOLの維持・向上を図ると共に、がん化学療法に対する看護の質向上に貢献することを役割としています。私たちは、抗がん剤の管理、投与中のモニタリングと対応、抗がん剤による副作用の症状マネジメント、治療中の生活相談など、がん化学療法を受ける患者さんや家族の方を対象に、直接的ケアを提供することで、安全に安心して治療を受けていただけるような看護を行っています。また看護師に対しては、がん化学療法看護に関する相談や、研修などの教育支援なども行っています。

健康管理センター

地域のみなさまの健康をお守りします!!

健康管理センターでは、人間ドック・生活習慣病健診・巡回健診(バス健診)、市町村の各種がん検診など多種類のコースを設定し、年間2万人の方々にご利用いただいております。これらの健診は病気の予防や早期発見、早期治療のために必要ですが、実施した後のフォローアップも大変重要となります。当センターでは健診後のフォローアップや保健指導などにも力をいれており、医師の結果説明のあと、保健師が具体的な生活改善の方法をお伝えする保健指導を実施しております。また、精密検査が必要な方には、医療機関への受診勧奨も積極的に行っています。私たちスタッフは、受診者の皆様に安心・安全な健診サービスを提供できるよう、日々の自己研鑽やスタッフ間でのコミュニケーションを大事にしています。そして、毎年利用していただけるようホスピタリティの高い健診施設を目指すとともに、地域の皆様の健康維持に貢献できるようスタッフ一同取り組んでおります。